女性weddingフォトグラファーとして常に意識をしていますか?
小山田 悦
答え
「女性フォトグラファーだから、こう撮らなければ・・・とか
こう振る舞わなければ・・・という事は全く意識していません」
ガニ股で歩かないとか
言葉づかいとか
しゃがんだ時のお尻対策とか
そういった、マナーレベルの意識はしていますが・・・。
女性なので、敢えて女性を意識すること自体、不自然なのかもしれません。
それよりも、常に 「わたしらしさ」 を意識しています。
撮影の切り口・感性・構図・世界観・表現力・・・etc
上記はフォトグラファーならば誰もが持ち合わせているもの。
そして、それは人それぞれ。
それを周りや流行りに流されず、自分らしくありたいと強く思っています。
最近「女子力が高い」と言われました。
ピンとは来ませんが、Parisや雑貨が好きだからでしょうか。
でも、それは好きな事をして、好きなモノを集めたら結果そうなっただけの話しで
意識した結果ではありません。
自分を創り上げていく「演出型」と
結果そうだった「無意識型」があるなら、私は後者です。
このお仕事を始めた頃は、今ほど女性フォトグラファーがいなかったようで
珍しいのもあってか、「女性らしい写真だね」と言われる事もありました。
でも最近ではそういった表現は殆どなく、別の言葉で評されることが多いです。
とはいえ、無意識にでも私の中で「女性」を意識していて
それが写真に出ているかというと・・・・
名前が「悦」一文字という事もあるのか
写真を見た上で「男性かと思った」と言われる事も多く・・・。
要するに感じ方は人によって様々。
そういえば、こんな事もありました・・・。
以前に、Weddingの写真展をした時の事・・・
私の不在時に評論家気どりの初老の男性が来て
男か女かどっちが撮った写真かと尋ね、女性と解った上で
「この写真は絶対ブッサイクが撮った写真やな!!」
と言い放ったらしい・・・。
カッツィ~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!!!
おっさん!!!!!!その根拠は~~~~~??????
未だ不明のまま・・・。
「会わなくてよかった~」と心底思いました^0^;
感性の優れた人は、自分の中に男性と女性をバランスよく持っていると聞きます。
私もそんな人になりたい。
お酒を飲むと時々「ちっちゃいおっさん」が顔をだしますが・・・-v-;
という訳で、私は私らしい写真を撮り続けて、時にそれが「女性らしい」と
言われる事があるとしたら、それはそれで「嬉しい♪」と思う・・・そんな感じです。